
- 流れ作業で終わるWordPressの初期設定を紹介
WordPressのインストールが終わるとまず最初にすることは初期設定です。
初期設定をする前に記事を投稿してしまうと、あとで余計に手間が増えたり、設定を変更する際に不具合が発生する可能性があります。

安心してください。
僕は10件以上のWordPressブログを作った経験があり、中には企業に納品をしたこともあります。
実はWordPressの初期設定は毎回同じであり、ルーティン化することにも成功しています。
この記事では僕が普段から使っている「ルーティン化された設定方法」を特別あなただけに公開します。
このWordPressの設定が終われば、無事あなたはブロガーとして記事を書くことができます。
初心者が悩まないように、できる限りイラストを多めでわかりやすく設定方法を解説していきます。
作業自体は30分もあれば終わるので最後までじっくり読み進めてくださいね。

WordPressの初期設定の6項目

まずはWordPressにログインしましょう。
ログインするとダッシュボードが表示されるので、右下にある設定をクリックしましょう。

するとWordPressの設定項目に次の6つが表示されます。
- 一般設定
- 投稿設定
- 表示設定
- ディスカッション設定
- メディア設定
- パーマリンク設定
これら1つ1つの項目に設定を施していきます。
早く記事を書いたりデザインを変更したくなる気持ちがあると思いますが、ここはグッとこらえて初期設定に取り組みましょう。
一般設定

一般設定では12項目を設定をすることができます。
そのうち個人で設定すべき内容は次の5つだけです。
- サイトのタイトル
- キャッチフレーズ
- WordPrssアドレス(URL)
- サイトアドレス(URL)
- 管理者メールアドレス
他の設定についてはデフォルトのままか、念のため次の通り設定されているか確認しておきましょう。
- メンバーシップ:チェックせず
- 新規ユーザーのデフォルト権限グループ:購読者
- サイトの言語:日本語
- タイムゾーン:東京
- 日付形式:Y年n月j日
- 時刻形式:H:i
- 週の始まり:月曜日
それではそれぞれの詳細設定についてみていきましょう。
サイトのタイトル

サイトタイトルはブログの顔とも言えるほど重要な役割があります。なぜなら検索結果に表示されるのがこのサイトタイトルだからです。
僕のブログだと、「はじめブログ」がサイトタイトルになります。
序盤ではいいですが、後々サイトタイトルを変更するのは登録しているASPやGoogleのサービスなどもすべて変更する手間が増えてしまうので、自分のもう1つの名前だと思って渾身のタイトルをつけましょう。
キャッチフレーズ

キャッチフレーズは最初は空白で大丈夫です。
キャッチフレーズを設定していると変なところに文字が出現するので正直かなりダサくなります。
特にSEO効果があるわけではないので、不要だなと思ったら空欄にしちゃいましょう。
WordPrssアドレス(URL)とサイトアドレス(URL)

本来WordPressアドレスとサイトアドレスは同じものが入力されています。
この2つのアドレスがあなたが取得した独自ドメインであれば問題ありません。
WordPressアドレスとサイトアドレスの違いは次の通りです。
- WordPressアドレス(URL)⇒ WordPressをインストールしたアドレス
- サイトアドレス(URL)⇒ あなたのブログトップページのアドレス
つまりサイトアドレスが読者の目につくアドレスということです。
しかしレンタルサーバーによっては、このサイトアドレスに「/wp」が付く場合があります。
変更することもできますが、
「サーバー上にあるファイルをダウンロードして、トップページを表示するファイルディレクトリを変更し、アップロードし再度設定URLを変更する。」
という初心者には難易度の高い作業が待っています。
またサーバー側でSSL設定もしなくてはいけません。
URLの冒頭が「https://」から始まっているかも確認しておきましょう。
できていなければレンタルサーバーの設定で常時SSL化をしておかないとSEO的に不利になるのでご注意ください。
こうならないためにもレンタルサーバー選びが重要です。
僕が紹介しているレンタルサーバーならこんなWordPressアドレスとサイトアドレスを合わせたり、SSL設定をするような手間な作業をすることがないので安心してください。
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管理者メールアドレス
管理者メールアドレスはブログにコメントが付いたり問い合わせがきたときに、そのメールアドレス宛に通知が届きます。
ここではブログ用に作ったメールアドレスを設定しておきましょう。
投稿設定

投稿設定では次の項目を変更できますが、実際のところ最初は特に設定を変更する必要はありません。
念のためデフォルトの設定状況は下に書いておきますね。
- 投稿用カテゴリーの初期設定:未分類(uncategorized)
- デフォルトの投稿フォーマット:標準
- メールサーバー:mail.example.com(ポート:110)
- ログイン名:login@example.com
- パスワード:password
- メール等く尾用カテゴリーの初期設定:未分類(uncategorized)
- 更新情報サービス:http://rpc.pingomatic.com/
表示設定

表示設定では次の5つの設定を変更することができます。
- ホームページの表示:最新の投稿
- 1ページに表示する最大投稿数:10投稿
- RSS/Atom フィードで表示する最新の投稿数:10項目
- フィードの各投稿に含める内容:全文を表示
- 検索エンジンでの表示:チェック無し
しかしこの設定も初期段階では特にデフォルトから変更する必要はありません。
ただし「検索エンジンでの表示」にチェックが付いている場合は外しておきましょう。
もしチェックが付いていてはGoogleやYahoo!からのアクセスがなくなってしましまうので注意してくださいね。
ディスカッション設定

ディスカッション設定では次の項目を設定することができます。
- デフォルトの投稿設定
- 他のコメント設定
- 自分宛てのメール通知
- コメント表示条件
- コメントモデレーション
- コメント内で許可されないキーワード
- アバターの表示
- 評価による制限
- デフォルトアバター
基本的にはデフォルト設定のまま特に設定を変更しなくても大丈夫です。
ただし、この中で注意すべきなのは「他のコメント設定」です。
ディスカッション設定の「他のコメント設定」
他のコメント設定では、「コメントの投稿者の名前とメールアドレスの入力を必須にする 」には必ずチェックを入れるようにしましょう。

このチェックが抜けていると読者や業者が自由にコメントすることができ、最悪ブログ内がスパムコメントであふれかえってしまいます。
「自分には関係ない。」と甘い認識ではいけません。
実際昔に作った僕のブログは、更新を止めていてもほぼ毎週のようにスパムコメントを書き込もうとする通知が来ていました。
もしコメント機能自体を止めたい場合は「新しい投稿へのコメントを許可」のチェックを外しておきましょう。
メディア設定

メディア設定ではアップロードした画像のサイズを指定することができます。
ここで設定しておけば、記事で画像を挿入後にサイズ調整をする必要がなくなるため効率アップにつながります。
ここで設定しておけば、画像を挿入後にサイズ調整をする必要がなくなるため効率アップにつながります。
しかし、基本的にデフォルトのままで問題ありません。
念のためデフォルト設定を下記にまとめておきます。
- サムネイルのサイズ
- 幅:150
- 高さ:150
- 「サムネイルと実寸法にトリミングする」にチェック
- 中サイズ
- 幅の上限:300
- 高さの上限:300
- 大サイズ
- 幅の上限:1024
- 高さの上限:1024
- ファイルのアップロード
- 「アップロードしたファイルを年月ベースのフォルダーに整理」にチェック
パーマリンク設定

パーマリンクとは、あなたのブログの記事や固定ページのURLの形のことです。
設定項目は次の通りです。
- 共通設定
- 基本
- 日付と投稿名
- 月と投稿名
- 数字ベース
- 投稿名
- カスタム構造
- オプション
- カテゴリーベース:空欄
- タグベース:空欄
パーマリンクの「共通設定」では、「投稿名」を選びましょう。
なぜならパーマリンクはSEOに影響するからです。
SEOでは単純かつ英語で意味の分かるURLが推奨されています。
パーマリンクの設定を「投稿名」にしておけば、記事の内容がURLで判断しやすくなり、必要に応じて記事内でも変更することができます。
まとめ:WordPressの初期設定を終えて記事を書く準備をしよう

WordPressの初期設定について解説していきました。
どんなWordPressブログであっても初期設定に違いはほとんどありません。
しかし手を抜いてしまい設定をミスるとSEOに大きな影響を与えてしまったり、ブログ全体に不具合が生じることもあります。
初期設定はよほどのことがないかぎり設定変更をすることはないので、今のうちにしっかり設定しておきましょう。